電気通信工事業の建設業許可を大阪府で取得するということでご相談と
書類集めを進めていただいておりました。

電気通信工事とは、具体的にはLAN工事、防犯カメラ設置工事、携帯基地局の
アンテナ線設置工事、インターホン設置工事などがよく挙げられます。

名前も電気工事と非常に似通っていますし、実際の工事も密接な関係にあると
思いますが、専任技術者になることのできる資格があまりないんです。

技術士、は難関過ぎるのと、まずいないということがありますので、残されているのは
『電気通信主任技術者』のみ。

しかもこれは取得してから5年間の実務経験が必要になります。

私たちもかなりの電気通信工事業者さんの許可申請をやってきましたが、
いまだに電気通信主任技術者の資格者さんを見たことがありません・・。

ですから、今回のケースもそうでしたが、実務経験を証明するしかやりようが
ないんですね。

ただ、今回は技術者の方が高卒の学歴があったので、結局5年の実務経験で
済みました。

具体的には工業高校の電気科を卒業されていたので、その学歴のおかげで証明が
5年分あれば専任技術者になれるわけです。

もし大卒であれば3年の実務経験さえあれば専任技術者になることができますので
学歴はかなり使えるのですが、どんぴしゃの学歴をお持ちの方がいらっしゃる方が
レアなケースですね。

電気通信工事についての詳しい解説はこちら

大阪の建設業許可の特徴について