板橋区の方から、附帯工事について建設業許可がどうなるのか
ご質問をいただきました。

塗装工事をされている業者さんだったのですが、工事をする際に当然足場の工事も
請負って、施工するとのこと。

大規模なマンションの塗装工事なんかでは足場だけでかなりの金額に
なってしまうことがあり、大丈夫なのか心配されたようです。

結論から言ってしまうと、特に問題ありません。

塗装工事をするために足場を組むわけですから、足場の設置工事は
附帯工事といって、建設業許可を求められることはありません。

ちなみに足場の工事を単独で施工する場合は、とび土工工事業の許可が必要に
なります。

他にも例えば、

空調工事は管工事になりますが、その際におそらく電気工事も
絶対に入ってくることでしょう。

内装工事をする場合にも電気工事や管工事が入ってくることも多いでしょう。

こういった場合はメインとなる業種の建設業許可さえ持っていれば他は
附帯工事として許可なしに施工することが可能です。

あと、もう一点注意しておいてほしいのは、
附帯工事も合わせた金額で建設業許可が必要かどうかを判断される
ということになります。

最初のご相談の例で説明すると、塗装工事と足場の工事を含めた金額が
税込500万円を超えると建設業許可が必要になるということです。

附帯工事を除外して、塗装工事だけでいけば500万円を超えていない
から大丈夫、とはなりませんので要注意ですね。