これはよく聞かれる内容なのですが、建設業許可を持っている会社を買収したいので
そのまま建設業許可が欲しい、という内容です。

大阪府内で建設業以外の会社をされている方からご相談をいただいたのですが、
知り合いの建設業許可業者が会社を売却したがっているのでそれを買い取りたいと
いうことなんです。

もちろん会社の売買は全く問題ないことです。

ただ、建設業許可は別の問題です。

まず、その建設業許可業者が吸収合併されてしまうと、建設業許可がその時点で
無くなってしまうので、改めて建設業許可を申請しなければなりません。

また、建設業許可は会社に対して出ますが、あくまでそこに在籍している方が
いて条件が満たされますから、具体的には経営業務管理責任者、専任技術者
の方がいなくなると建設業許可が存続できません。

買収をきっかけにそういった経営業務管理責任者、専任技術者が退職される
ということになると法人としてはそのまま存続させたとしても
建設業許可を存続することができなくなりますね。

建設業許可にとって結局大事なのは、そこに所属している『人』ですね。

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