暴力団含めて、建設業許可を取れないケースの解説はこちら

建設業許可のご相談をたくさんいただくのですが、その中でもどうしても聞きにくいのが
『暴力団関係者』ではないですよね?ということ。

こわもての方ならなおさら聞きにくいのですが、聞いておかないと欠格要件に
当てはまるので、建設業許可が下りません。

欠格要件は他にも犯罪歴、例えば刑法の傷害罪とかで罰金刑になっていないかどうか、
現状で執行猶予中でないかどうか、
この5年以内に刑務所に入っていなかったかどうか、

など、なかなか聞きにくいことばかりですね。

でも、会社の取締役や個人の代表などがこれらの欠格要件に当てはまってしまうと
建設業許可は取れませんし、下手するとそこから5年間も建設業許可申請が
出来なくなってしまう可能性があります。

ただ、今までの経験でいくと、見た目ではなかなか判断できないということ。

こわそうな見た目の方が全くそんな事なかったり、とても優しそうな方が
実は傷害とかで罰金刑を食らっていたり・・

実際にはそのように見た目で判断できないので、勇気をもってしっかり聞くということが
重要になりますね。

といっても今まで15年以上やってきた経験では、暴力団の方が建設業許可申請を
するといったことは無かったです。

一番近かったのでいくと、暴力団の方が奥さんを代表にして、それで建設業許可を
取得していたということはありました。

その場合は法的には問題ないんですが、やはり警察はそのあたりもマークしているようで
経緯は省きますが最終的には廃業ということになりました。

最近ではまともにやろうとしている方で暴力団関係ということはありえないと
思いますが、欠格要件も含めてしっかりと確認しないと後から大問題になるかも
しれないので、注意が必要ですね。